Web制作の勉強を始めたばかりの頃、わたしはずっと「未経験のわたしが、本当に案件なんて獲得できるのかな」と思っていました。育児をしながらのすきま時間の勉強で、周りにWeb制作をしている知り合いもいません。案件獲得なんて、遠い世界の話のように感じていました。
今回は、そんなWeb制作初心者だったわたしが、実際にどうやって初案件にたどり着いたのかを、できるだけ正直に振り返ってみようと思います。これから未経験からWeb制作の勉強を始める人や、案件獲得に向けて動き出したいけど一歩が踏み出せない人の参考になったらうれしいです。
HTMLとCSSを覚えても、案件はまだ遠かった
Progateでコツコツ勉強を始めて、HTMLとCSSの基礎がなんとなくわかるようになってきた頃。「これで案件を受けられるのかな」と思う一方で、「いやいや、まだ全然無理でしょ」という気持ちの方がずっと強かったです。
育児の合間に少しずつ勉強を進めているだけの自分が、お金をいただいて誰かのサイトを作るなんて、正直まったく想像がつきませんでした。SNSを見れば、未経験から数ヶ月で案件獲得しました、という華やかな話もたくさん出てきます。でも、それはどこか自分には関係のない世界の話に思えていました。
夜、子どもが寝たあとにパソコンを開いて、少しずつコードを書く。昼寝の時間に参考書を読み進める。そんな地味な積み重ねをしているだけで、案件獲得までの道のりは、まだまだ先のことだと思っていたんです。
きっかけは、ママ友からのひとこと
そんな時、状況を動かしたのは特別な就活でも、営業活動でもありませんでした。きっかけは本当に些細な、ママ友との会話でした。
子供たちが公園か何かで遊んでいるのを見ながら、ママ友と何気ない世間話をしていた時のことです。「最近Web制作の勉強してるんだよね」と話したら、「うちのお店のサイト、ちょっと直したいところがあって」と相談されたんです。正直、その瞬間は「え、私でいいの?」という気持ちが真っ先に来ました。44まだ、ポートフォリオと呼べるものもなく、実績も何もありません。「こんな未経験の私にお願いして大丈夫なのかな」と、逆にこちらが心配になったくらいです。
でも、せっかくいただいた話だし、勉強してきたことを実際に試せる機会でもある。断ってしまったら、この先も同じように足踏みし続けるだけかもしれない。そう思って、思い切ってお受けすることにしました。これが私の初案件です。
初案件獲得をいうと、クラウドソーシングに登録したり、SNSで営業したりというイメージを持つ人も多いと思います。私の場合はそのどれでもなく、日常の会話の延長線上に案件が転がっていました。今振り返ると、身近な人にWeb制作の勉強をしていることを話していたこと自体が、結果的に案件獲得のきっかけになっていたんだと思います。
未経験だったからこそ、丁寧に向き合えた
内容は、すでにあるWordPressサイトの修整作業でした。派手な新規制作ではなく、地味な変更がほとんどです。それでも未経験の私にとっては、初めて「人の役に立つ」形でスキルを使う経験でした。
わからないことは、遠慮せずに調べながら進めました。WordPressの管理画面の仕組みも、実際に触ってみて初めて理解できたことがたくさんあります。参考書やProgateで勉強していた内容と、実際の案件で必要になることには、やっぱりズレがあるんだなと実感しました。
不安はもちろんありました。「もし失敗したら、ママ友付き合いにも影響するかもしれない」なんてことも一瞬頭をよぎりました。でも「知り合いだから」という安心感があったからこそ、一歩を踏み出せた部分も大きかったです。完璧を求め過ぎず、出来る範囲で誠実に対応する。それだけを意識していました。
作業自体は決して難しい内容ばかりではありませんでしたが、実際の案件として向き合うと、勉強していた時とは違う緊張感がありました。「この修正で本当に合っているかな」「もっと良いやり方があるんじゃないか」と、一つひとつの作業に立ち止まりながら進めていました。
初案件を終えて感じたこと
作業を終えたとき、正直ほっとした気持ちが一番大きかったです。同時に「未経験でも、こうやって案件は始まっていくんだ」という実感がもてました。
華やかな案件獲得エピソードではありません。でも、身近な人から依頼を丁寧にこなすことも、立派な案件獲得の形だと思っています。Web制作の勉強を始めたばかりの人にとって、最初の一歩は特別なきっかけである必要はないのかもしれません。
もし今、未経験からWeb制作の勉強をしていて、案件獲得に不安を感じている人がいたら伝えたいです。身近なところにも、思っている以上にチャンスは転がっているかもしれません。
私自身、初案件を経験したことで、それまで漠然としていたWeb制作の勉強にも目的意識が持てるようになりました。「いつか案件を獲得するため」ではなく、「今出来ることを、目の前の誰かのために形にする」という感覚に変わったのは、大きな収穫だったと思います。
これからも、未経験から少しずつ経験を積み重ねていく過程を、正直な形でこのブログに残していきたいと思います。


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